「借金のツケ 孫に回さぬ」!!!

「借金のツケ 孫に回さぬ」!!!

これは鳥取市庁舎の整備を巡る住民投票の結果を受けての読売新聞の見出しです。

今、新居浜市でも駅前に建設予定の総合文化施設の賛否を問うための住民投票を実現するための署名運動を展開しています。

63億5千万円と言う多額の建設費用と年間1億6千万円のランニングコスト。僕は大型施設の建設に対してすべてを否定しているわけでもないし、新居浜市に美術館がいらないとも思っていません。けれども、これだけの費用をかけて市が目指している施設は本当に多くの市民の為になるのかが気がかりです。モノの値段と言うのは人それぞれですから、金額の多寡で決められるのものではないと思いますが、いくら赤字を前提にした公共施設だとはいえ現計画では、その費用対効果はかなり低いと言わざるを得ません。しかも、これまで広報をしてきたとはいえ大多数の市民はそのほとんどを知らないことも大きな問題です。

当然、市民に一番身近な市政に関心を持ってもらえなかったことについては、市政に携わってきた僕も含めた運営側にも責任があると言えます。しかし、今回の住民投票への動きは市民に今一度まちづくりに関心を持ってもらう最高の機会だと思っています。48年前に同じような運動がおこったと聞いていますが、(当時は議員の報酬の削減等々だったそうです。)市民一人一人が市政に意思を表示する素晴らしい機会になると思います。

「なぜこのタイミングなんだ?」ということを耳にしますが、大多数の市民がうかがい知れないところで進められていた計画に対して、情報を提供し民意を反映する素晴らしいチャンスであり、市民が必要な情報を知った上で判断する最後の機会です。

中には、住民投票こそ税金の無駄遣いだと言われる方がいると聞き、驚いているところですが市民の賛否を聞くことに対してそれほど問題があるのでしょうか?住民参加は住民自治の最たるものだと思いますが・・・

僕自身は現在の計画ははっきりと見直すべきだと思います。これまでご尽力いただいた方には申し訳ありませんが、どう考えても後世に負担を付け回しにすることが目に見えているからです。施設内容のどれをとっても多額の費用をかけて建設するものではないし、市内の他施設を利活用することで代用がきくものばかりです。市議会時代は組織に所属していましたし、様々な議論を経て決まった内容には従っていましたが、今は違った立場から自分自身の意見をはっきりと言わせてもらえるようになりました。

今回の運動を通じて、多くの市民が持っている不満も聞かせて頂いています。僅かばかりですが予算の使い方を学んだものとして単純に施設建設費用を皆さんの要望に応えるために使えるものでもないということも理解しているつもりです。しかし、多くの市民は関係者が思っている以上に新居浜市の将来やそれを担う子どもたちをどのようにして育んでいくかという事を考えています。

見通しの甘さから運営に失敗した施設は市内外にたくさんあります。現代に生きる我々だけではなく、未来の新居浜市民にも喜んでもらえる施設の建設を(現計画も含めて)市民一人一人が責任をもって選択をすることが出来る住民投票の実現に向けて全力で取り組みたいと思います。


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コメント

  1. とーきち より:

    初めまして。
    駅前開発から始まり今回の事にしても、市のビジョンが見えてきませんね^^;

    昨日内容を聞いて驚きでしたが、市民の為に建設とはあまり思えませんね。

  2. 横山泰三 より:

    私は新居浜市に在住する68歳の男性です。
    数年前までは、市政のことにはあまり関心がなありませんでしたが
    最近は、新居浜市はこれでいいんかい?  と思うようになりました。

    総合文化施設建設説明会(於:文化センター中ホール)も聞かせて頂きました。

    よく知らない画家の常設展示室、太鼓台ミュージアム、数十席の小劇場・・
    市民が利用する書画展示場は現在の郷土美術館と同面積。
    この施設建設に63億円かけ、
    毎年1億6千万円の維持費(市民への負担)をかける価値があるのだろうか?
    ・・と  疑問に感じながら聞きました。

    市民の書画等を展示する文化施設整備を熱望し、寄付金を出して期待した人たちも
    こんな施設に変貌するとは思っていなかった人も多いと思います。
    文化センターの整備、これも、いそがなければいけない事業ではありませんか?

  3. 横山泰三 より:

    9月3日の愛媛新聞の
    「総合文化施設主体工事の入札で参加申請業者3社が揃って入札を辞退した。」という記事が話題になっていましたので、読んでみました。

    大幅に予算増額された事業、
    市民が請求した住民投票も必要なしという市、市議会一致の強い判断で着工を開始した事業が
    参加申請業者3社が揃って入札を辞退したという非常に恰好の悪い話だと思いました。

    新居浜市の事業の有効性(優先度)や計画の正確さに改めて疑問を感じました。

    9月の定例市議会では、このような事態を、どう反省し、
    今後の行政に反映される議論が繰り広げられるのだろうかと思いながら録画を見ました。

    9月13日の一部の会派から出た質問に対しての答弁の要点は以下だったと思います。

    ・3業者の入札辞退理由は聴取中
    ・設計書、仕様書、入札者要件等の見直しを検討して再入札予定

     ほとんどの見直しをしなければならない計画、
     現状をよく調査・分析し、練られた計画だったのだろうか? と感じました。

     市議会の雰囲気から自分の責任と反省している人(理事者、市議)は
     あまりいないと感じました。
     これでは新居浜市は良くならない・・・と感じました。

     設計書、仕様書を見直すということは、事業の目的を見直すことになると思います。
     
     総合文化施設建設の真の目的は何かを原点に返って考え直し、
     予算63.5億への帳尻あわせをする見直しではなく、
     新居浜市の将来をもう一度真剣に考え、思い切った節約を含めて検討することを期待します。

     新居浜市の考え方は、近隣の自治体と比較して、遅れていないだろうか・・・と
     謙虚な姿勢で反省することが大切だと思います。


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