2012年10月の記事一覧

ご挨拶

皆様の温かいご支援の下、新居浜選挙区から県議会へと送りだして頂きその使命と責任、そして如何に負託にお応えすべきかを自問しながら一年余りを過ぎました。

 私は常に、新居浜市に生まれ育ったことを誇りに感じています。それは取りも直さず日本における産業近代化の礎となった別子銅山の存在であり、これを核とした経済の集積、先人に築き上げられてきた文化の歴史を感じるからです。

 市議会議員として市の発展に尽力した祖父の存在、それを受け継ぐべき立場にあったものの志半ばで倒れた父の遺志、思いがけず、その遺された志を受け継ぐが如く私の人生も政治の道を歩むこととなりました。ここまで来ることが出来たのは教えを賜りました人との出会いがあればこそ今の自分があるのだと深く感謝を致しています。

初陣となりました新居浜市議会議員選挙では生涯忘れる事の出来ない得票を頂き、初めて登壇した一般質問の際の感動は今も深く胸に刻まれています。また大いなる挑戦となった県議会議員選挙は厳しい状況下にありながらも当選の栄を頂き、政治家としてふるさと新居浜市の発展、市民の福祉向上のため生きる私の人生を決定的なものにして頂きました。

県議会の中では、尊敬する先輩諸氏のご指導のもと自由民主党の仲間入りをさせて頂き若輩者でありながらも一般質問の機会を賜り、十分ではありませんがその責を担うことが出来ました。

政治活動を続ける中で、去年3月11日に発生した東日本大震災は、私とっても日本全体にとっても衝撃的なものでした。二万人に及ぼうとする死者、行方不明者。また、30万人を超える人々がふるさとを離れなければならない現状。私も被災地支援の中で厳しい状況下にあっても、なお希望を失うことなく復興を務める人々の生き様を眼に焼き付けて来ました。人間の持つ英知、技術をはるかに超える自然の猛威。畏怖すべき自然に対する人間の過信を感じたのは私一人ではないと考えます。責任・原因のない被災者の方々の惨状に対して政治が出来たことを考えると東日本大震災は政治に関与する私自身を厳しく問い直すものでありましたし、併せて使命感の喚起ともなりました。

早晩に起こりうる南海・東南海地震を想定すると東日本大震災は私たち自身が抱える問題でもあります。国、県、市町、更に人間が如何に対応し被害を最小限に留めるかは東北での大震災を我が事と捉え政治の果たすべき役割を考えなくてはなりません。

国の現状は内憂外患の言葉どおり、政権交代に期待した多くの人々を裏切り、混迷する国政は政治への信頼を大きく失墜させていることは否めない事実であり、増大する社会保障関係経費をはじめとする財政問題への対応等、将来世代の犠牲の上に成り立っている現状は多くの国民が夢や希望を語れるものではありません。

このような閉塞感の漂う現状の中、如何にして活路を切り拓き、未来への希望と政治への信頼を取り戻すかは、現在の日本における緊急にして最重要の課題であります。

世情を反映する世論調査の結果は、与野党を問わず厳しい結果を表わしています。謙虚に冷静に、この結果を受け止めつつ日本の確たる展望を指し示し、国民の生活に軸足を置いた政治、政策の実現こそが重要であると考えます。

そのような中で国民が求めているもの、それは政治への清新なる「風」であると考えます。既成概念に捉われるのではなく、新たな時代に柔軟に対応する魅力ある政治の実現が今の窮状から脱却する途ではないかとも考えます。

21世紀は地方の時代と言われ、地方分権の確立を目指す中で、三位一体改革の名の下に大きな犠牲を被ってきたのは地方自治体であり、市民生活であることを考える時、慣習やしがらみを排し、併せて国際的にも通用しうる政治の枠組みを作り上げることがまずは政治の出発点であると考えます。

維新八策を政治指標とした地域政党である維新の会が発足をしました。このことが日本政治に風穴を空けようとする清新な「風」となるのではないかと強く感じています。崇高な精神と言うのではなく、その源となった計り知れないエネルギーと大胆な行動力に共感し、共に歩むことにより新たな日本、地域の創造に繋がるものであると信じ、地方においてもその一役を担い、地域主権を確立したいとの一念の下、今回自由民主党を離党する決断を致しました。このことは決して長年、仲間として大切にして頂いた党を批判するものではなく、これからの政治が果たすべき遠大なる使命と役割の下で共に進むべき途があるとも信じています。

「愛の国、愛顔あふれる愛媛県」の実現を目指し、様々な政策を実行されている中村知事が描く「愛媛県」の背景には国政に参画し、県都松山の市長としての実績、卓抜した先見性と洞察力、政治家として築き上げられた人脈に裏打ちされるものであり、まさに中村知事が政治、行政に携わってきた哲学を随所に感じ、政治信条にも共感、共鳴して参りました。県と市町が一体となって行う地域主権の実現、自主性、自立性の確立の中に愛媛県、ふるさと新居浜の繁栄、市民の幸せの実現があるとも考えます。

私にとっての新たな途として「愛媛維新の会」での政治活動は重大な決断ですが皆さま方と共に、地方主権の確立を目指し、ふるさと愛媛の限りない発展の為に誤りなき途を歩んでいきたいと考えています。どうか引き続きのご支援、また、ご叱声を賜りますようお願い申し上げます。

平成24年10月吉日

愛媛県議会議員 古川拓哉


自由民主党離党に関して

 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが本日、25日付の自由民主党離党届を清家幹事長に提出してきました。事務手続き上、議会事務局の方にご迷惑をおかけしないような日程と言う事で25日付けという事になりました。

 大学を卒業してから議員秘書、市議会議員、県議会議員と長年お世話になった自民党に対して、これからお返しが出来るようになった中でのこのような決断は私自身大変申し訳ない気持ちです。関係者にはこのような形での離党に対する謝罪とこれまで様々な形でのご助力に感謝を申し上げたいと思います。

 今回自民党から離れることに関しては決して自民党を否定するものではなく、かといって民主党が良いという事でもなく新たな選択肢の必要性を感じている中で地方から国に向けて声を上げていけることが出来る組織作りに関わりたいという思いからの行動です。

 皆さんもご存じのとおり東京一極集中は相変わらず続いています。愛媛のことは愛媛で考え、新居浜のことは新居浜で考えることが当たり前のはずですが、現状では与えられたメニューの中から選ばざるを得ません。仮に自ら考えたところでそれを実現するためにはかなりのハードルを越えて行かなければなりません。右肩上がりの発展をし、全国津々浦々を画一的に発展させてきたこれまでの日本であれば良かったのかもしれませんが、成熟した社会において地方が個性を持ち様々な独自の取り組みを行わなければこれ以上の発展は望めないのが現状です。まして、世界一の少子高齢化と財政赤字を抱えていることを考えると改革は急務です。

 二大政党制が掲げられてきましたが日本の風土にはあまりなじまず、今では消去法による選択を取られている方も多いように感じています。新たな第3の選択肢を作ることがまた、政治の活性化にもつながると信じています。

 国においても地元新居浜市においても内憂外患の言葉通り私たちにとって大変厳しい状況が続いています。この状況を打開するためにも誤りなき途をしっかりと踏みしめていきたいと思っています。

 皆さまには何卒、意のあるところをおくみ頂きこれまでと変わらず叱咤激励を賜りますよう宜しくお願い致します。


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